「山城巡りの楽しみ方」
新潟はどんよりとした梅雨らしい天気が続いております。
梅雨明けも近いですので、こまめな水分補給で熱中症には十
分ご注意ください。
さて、今回は山城巡りの楽しみ方について、私なりの楽し
み方をご紹介したいと思います。
数年前から歴史ブームが起き、特に天守閣のある著名な城
は、多くの観光客が訪れています。また、お城に関するさま
ざまな書籍が数多く出版されています。しかし、その多くは
天守閣のあるお城に限られており、天守閣のない山城として
有名なものは、雲海にたたずむ竹田城くらいかと思います。
一目見れば圧倒される天守閣は、確かに素晴らしく、天守
内に入れば、戦国時代や江戸時代の雰囲気を感じさせてくれ
ます。しかし、多くの天守閣は戦後または平成になって復元
されたもので、江戸時代から現存する天守は12城のみです
(新潟県内は存在せず、多くは西日本に偏在しています)。
また、復元された天守の中には模擬天守と呼ばれる、写真や
資料がなく他の天守を元に設計、施工されたものもあります。
これに対し、山城は現存する建築物はほとんどなく、石垣
や土塁(どるい)、曲輪(くるわ)、堀切(ほりきり)等の
遺構のみとなっています。これらは自然の地形をうまく利用
し、人工的な工作を最小限にして城郭を形成しています。ま
た、居住地に近い標高200m前後の山に築城されているも
のが多く、あくまでも戦時用の城となっています。頂上まで
登った景色は、見晴らしもよく、そこに山城を築いた意味が
よくわかります(写真は、津川城の本丸(麒麟山展望台)か
ら麒麟橋方面を撮影したものです)。
山城は、戦国時代前に築城されたものがほとんどで、天守
閣がつくられるようになる前のお城です。建造物に目が奪わ
れがちですが、自分で歩きながら山を登り、様々な遺構を確
認し、自分が攻め入るような気持ちで登ると、また違った味
わい方ができると思います。また、最近では山城のみを特集
した書籍も出版されていますので、興味のある方はぜひご覧
ください。
本格的な夏に山城に登ると、自分でも信じられないくらい
の汗が出てきて、また、急こう配の箇所を登った際には、想
像以上に息も乱れます。暑いときに登りたくない方は、涼し
くなる秋に登られてみてはいかがでしょうか。
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