～特別代理人の選任～
じめじめした不快な日々が続き、すっきりしない気分ですが、
例年であれば１ヶ月後には梅雨も明けています。本格的な夏を
前に、体調管理には十分注意したいものです。コンサルタント
の小山です。
さて、今回は特別代理人の選任について簡単にご説明したい
と思います。前回の胎児の相続能力で少しふれましたが、例え
ば、相続人が父母（被相続人の配偶者）と未成年の子の場合、
家庭裁判所に特別代理人の選任申立が必要になります。特別代
理人とは、未成年の子を代理して、遺産分割協議に署名、捺印
を行うなどの相続手続きだけを行う代理人のことです。
未成年の子の親権者は、通常、父母（被相続人の配偶者）に
なることが多いですが、なぜ、父母（被相続人の配偶者）が相
続手続きの代理人となれないのでしょうか。上記の場合、父母
（被相続人の配偶者）が自分に有利なように遺産分割協議をし
たり、または未成年の子に代わって相続放棄の申立をし、すべ
て父母（被相続人の配偶者）が相続しようとする可能性があり
ます。法律上、これを「利益相反（りえきそうはん）」といい、
お互いの利益が合致しない状態となります。このような理由に
よって、特別代理人の選任申立が必要になってきます。ご不明
な点は弊所までぜひご相談ください。
話は変わりまして、山城巡り第２弾として「鳥坂城（とっさ
かじょう：胎内市羽黒）」をご紹介します。
国道７号線のすぐ側にある白鳥山（標高２９８ｍ）の頂上付
近にある城で、詳しい築城年代は不明ですが、鎌倉時代初期に
は既にあったようです。自然の地形をそのまま利用した戦時用
の城で、特徴として頂上付近には多くの堀切（ほりきり）が見
られます。標高はそれほど高くありませんが、頂上までの登山
道はかなり急な勾配の箇所がありますので、簡単な登山用の装
備はそろえておかれた方がよろしいかと思います。お城巡りと
いうよりは、簡単な登山といった方が適切かもしれませんので、
ご注意ください。
今年は熊の出没が多いようです。前回もふれましたが、熊の
目撃がある場所（鳥坂城もあったかと思います）では、熊よけ
の対策はしっかりされたほうがよろしいかと思います。自然を
楽しむためにも、危険を避ける準備はしっかりとしたいもので
す。
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