「お城巡り~第4弾~」
今年は寒暖の差が激しく、体調をくずされている方も多いと
思います。私も数年ぶりにカゼをひき、1週間くらいは咳が止
まりませんでした。今は完治しています。コンサルタントの小
山です。
前回に引き続き、戸籍について大まかな説明をしたいと思い
ます。相続などで戸籍謄本を市町村役場で請求される場合、下
記のように3種類のものがあります。私も最初はどういうもの
か違いがわかりませんでしたが、簡単に説明しますと次のよう
になります。
①現戸籍(げんこせき)又は戸籍
平成6年改正の戸籍法により、コンピュター化に伴い横書き
になった現在のもの。
②原戸籍(はらこせき)又は改正原戸籍
平成6年改正前の戸籍法の書式で、手書きの縦書きになって
いるもの。この書式は戸籍法の何度かの改正があり、前回ご
紹介したように記載内容が戦前と戦後で大きく異なっていま
す。
③除籍(じょせき)
上記②の原戸籍のうち、記載されている方全員が、死亡や婚
姻、転籍などで除かれた戸籍。
戸籍法は何度も改正されていますが、その度にすべてを新し
い書式に変更するのではなく、改正後のある時点(市町村ごと
に時期が異なります)から順次変更していくことになっていま
す。これは、実務上の労力や時間を考えると、仕方のないこと
だと思います。その結果、上記のようにすぐにはわかりにくい
ものになっています。
亡くなった方の戸籍を請求されるときは、上記のどの戸籍が
何通あるかは人によって異なり、総数も何通かわかりませんの
で、「生まれてから亡くなるまでの全てもの」として請求しま
す。戸籍に関しまして、記載内容や取得方法について不明な点
がございましたら、弊所までぜひご相談ください。
話は変わりまして、お城巡り第4弾として「村上城」(新潟
県村上市)をご紹介します。村上城は山城(やまじろ)と呼ば
れる、自然の山(臥牛山:標高135m)を利用してつくられ
たお城で、16世紀前半には城があったとされています。戦国
時代には、村上を拠点に活躍した本庄繁長(ほんじょうしげな
が)が、上杉謙信との戦いで籠城したことでも知られています。
石垣は、戦国時代、江戸時代にそれぞれつくられたものがあ
り、古いものは野面積み(のづらつみ)と呼ばれる自然の形の
ままの石を積み上げたものが見られます(写真をご参考)。現
在、一部が修繕工事中ですが、石垣の積み方の移り変わりが見
られるのは、新潟県内ではこの村上城だけです。
また、臥牛山の頂上からは、村上市街や鮭で有名な三面川
(みおもてがわ)、日本海が一望できます(写真をご参考)。
天守跡がある頂上までの道はコンクリートで整備されています
ので、途中急な箇所もありますが、小さなお子さまやご年配の
方でも登ることができます。
今年も残り1ヶ月となりました。年末に向け何かと慌ただし
くなってきますが、無理をせず、健康な日々を過ごしたいもの
です。
いばら司法書士・行政書士事務所
行政書士・社会保険労務士 有資格者
コンサルタント 小 山 信 人