「外来生物について」
猛暑の日々が続き、早い秋の到来が待ち遠しい季節ですが、
皆様、体調は崩されておりませんでしょうか。私は自宅では
クーラーに頼らず多くの汗をかき、天然のクーラーを使って
しのぐようにしています。暑い夏に震えがくるほどの冷房を
きかせるのは、エネルギーの無駄使いですし、またかえって
体調を崩す原因になると思っています。
さて前回、私の飼育している熱帯魚の話をさせていただき
ましたので、その関係で外来生物について話をしていきたい
と思います。先日新聞を見ていましたら、2020年をめど
に、日本在来種に悪影響を及ぼしているミドリガメ(正式名
称:ミシシッピアカミミガメ、写真をご参照)の輸入規制を
行う記事がありました。ミドリガメは縁日やペットショップ
で普通に販売されていますが、成長が早くまた気が荒くなり、
もてあまして川や池に放流しているようです。ミドリガメは
食欲が旺盛で、また環境が悪くても対応できるため、自然繁
殖していき、生態系に影響を及ぼすほどにまで増殖してきた
ようです。
外来生物として既にブラックバスやカミツキガメが問題に
なっていますが、一番の原因は人間の勝手な行動にあります。
どんな生物でも同じことですが、一度飼育したら最後まで責
任を持って飼育しなければなりません。もちろん、私も最期
までミドリガメを飼育します。ペットを飼育するときは決し
て甘い考えを持たず、よく調べた上で判断し、飼育する責任
を持ってもらいたいと思います。人間の浅はかな考えで生態
系を壊すのは絶対にしてはいけないことです。