こんにちは、首藤です。

さっそくですが、またプラナカン文化のお話をしたいと思います!

プラナカンの人たちが住んでいた特徴的な家、「ショップハウス」といいますが、
2階立てで、玄関を入ると、まず大きな祭壇のある客間があります。
その奥が家族の住むスペースで、中庭などもあったそうです。

ヨーロッパとの交易で財をなしたお家が多かったそうなので、
ニョニャ(プラナカンの女性)たちはこぞってヨーロッパから調度品を取り寄せていたのでしょうか。

ショップハウスもよく見ると、ヨーロッパ製のタイルが敷き詰められていたり、
ドアノブやランプ、螺旋階段など、西洋のものを取り入れたスタイルになっています。

そこに中国語で屋号が書かれていたり、先祖を祀る祭壇があったり、なんとも不思議な空間です。

高層ビルのイメージがあるシンガポールですが、
カトン地区など、ショップハウスや、その面影のある建物が多く残っている場所もあります。

さて、相続のお話の続きもしておきます!

亡くなった息子の遺産については、お嫁さんが再婚していたとしても、遺産分割協議をしなければならないというお話しでした。
(子供がいなかった場合です)

さらに、協議をする前にこのお嫁さんも亡くなってしまうとどうなるでしょうか。

その場合は、このお嫁さんの相続人、つまりお嫁さんの再婚相手や、再婚相手との子供、
子供がいなければ、お嫁さんの両親や兄弟と協議しなければならなくなるということです。

このように、相続の手続きは時間が経つほど、相続人の範囲が広がり、
血の繋がらない、会ったこともない相手と協議をすることになるかもしれません。

急ぐ必要はありませんが、忘れないうちに財産を確認し、手続きすることが大切です。