6月に入ってもう半分が過ぎました。
暑い日と涼しい日が交互にやってきて、夏が近づいたり遠のいたりする季節です。

体調に気を付けましょう!

さて、今回お手伝いさせていただいた会社の事業承継の事案についてご紹介したいと思います

グループ会社を何社かお持ちになっているオーナー社長さんからのご依頼で、その持ち株を従業員持株会に移したいというものでした。

そこで、下記のようなスケジュールで手続きを行いました。

1.従業員持株会の規約作成、組合契約締結のうえ、持株会を設立

2.オーナー社長の持ち株の一部を従業員持株会に譲渡

3.定款変更し、従業員持株会所有の株式を配当優先・無議決権種類株式に変更

上記手続きの前提として、オーナー社長は代表取締役を辞任し、退職金を支給しており、株価を下げています。

以上により、オーナー社長名義の株式の数を大幅に減らすとともに、経営権は実質上オーナー社長の親族が保持できるという状況を作ることができました。

今回のケースは、オーナー社長はまだお元気で、会社に対する影響力が大きかったので、手続き自体非常に順調に行うことができました。

当事務所では、会社法を活用した会社の事業承継の手続きをお手伝いをさせていただいております。

ご興味のある方は、是非お気軽にお問い合わせください。

司法書士 佐 藤 雅 裕